映画「グランド・ブダペスト・ホテル」
見に行ってきました。
伝説のコンシェルジュが主人公のお話。
小説家が聞いた話として回想して行く構造です。
1920年代、1960年代、現代と3つの時代を行き来するのですが
きちんと章立てされていて混乱なく展開を把握することができました。
派手なCGは使われていませんが、その代わりにミニチュア模型や書割を使った
懐かしくも幻想的なシーンを生み出しています。
主人公のグスタフ.H役にはハリーポッターシリーズのヴォルデモート役のレイフ・ファインズ。
マダム.D役にはナルニア国物語の女王役で知られるティルダ・スウィントン。
私はこの女優さんが大好きです。
若き小説家役にはジュード・ロウ、マダムDの息子ドミトリ役にエイドリアン・ブロディと豪華なキャスティング。
豪華な衣装と年代を感じさせる美術が素晴らしかったです。
大人のためのファンタジーという言葉がしっくりきます。
謎解き要素もあり、主人公の派手な色男っぷりや流血シーンもあり。
最も面白かったシーンは銃撃戦のところでした。
シャンデリア、香水、ワイン、甘いお菓子、大きな革のトランク、秘密の鍵。
映像美だけではない、夜の遊園地を駆け抜けるような楽しさがあります。
是非、お近くの映画館に足を運んで見てください。