胡子寫眞実験室-cocolabo.-

練習として作品、技法を覚えるための作品。
そんな意味で一連のコラージュ作品を
胡子写真実験室-cocolabo.-と名付けました。
主にmixiのコミュニティ上で発表していました。


胡子寫眞実験室
(二代目のコミュニティです。)



Pixivアカウント


Selfer.net-cocolabo.


/きっかけ
始まりはボツ作品の山をどうするべきか。
漫画家がトーンの切れ端を寄せ集めるように
構図が気に入らないカット、ブレているカット、パーツだけのカット。
それらの抱える「形」と「色」と「柄」をレイヤードして出来てきたのがフォトコラージュ。


/はじまり
最初の作品を作ったのが2005年。
特にテーマを決めるでもなく、好きな色や形を
心地のよい配置で並べていくのが常です。
作品を作る過程で色に酔い、形に取り付かれ、柄に悩むことはしょっちゅうです。


/過程
写真作品を撮るときはだいたいラフを描くのですが
cocolabo作品は感覚に頼るものが多いです。
自前のフォトストックから特徴的なもの選び出し、
極限まで増やしてから減らしていく方法。
数時間で出来るものもあれば、数週間かかるもの。
別の作品をキメラ的に取り込んで一つとするものもあれば
たった二枚のレイヤーでなりたつものもあります。


/二つの方向性
暗く耽美なもの、明るく可愛らしいもの。
二つは極端ながらも、いづれも私を深く魅了するものです。
殺伐シリーズ…ダーク・ゴシックな作品を。
メルヒェンシリーズ…ロマンティックで女性的な作品


/ルール
cocolabo.を作る上で重要なルールがひとつあります。
それは写真、素材、パターンに至るまで全て自分で作ること。
性格上、他の人の手に掛かったものを取り入れて
上手くバランスを取るということが苦手なため。
或いは隅々まで自分が創り上げたという視野の狭い、
自己満足的な考え方がcocolaboの特徴だと思っています。


/これから
立体素材や新しい手法などを積極的に取り入れ
意識的な作品が作れたらと考えています。
「美しく見えるだけの作品」で終わることなく
圧倒されるような作品が作りたいと思います。


写真や絵画、デザインなどから刺激を受け、咀嚼し
それをまた作品に還元し続ける作業。
この実験はまだまだ続きそうです。